OneDriveにはファイル履歴やごみ箱機能がありますが、誤削除や同期トラブルに備えてローカルへバックアップを取得することにしました。
当初は robocopy を考えていたのですが、ミラーリングになってしまい、削除したファイルまでバックアップ先から消えてしまうため断念。
最終的に FreeFileSync + Versioning で運用することにしました。
要件
今回のバックアップ要件は以下の通りです。
- OneDriveをバックアップしたい
- 初回はフルコピー
- 2回目以降は差分のみコピー
- 削除されたファイルも残したい
- 特定ソフト依存のバックアップ形式は避けたい
- USB HDDへ保存したい
Veeamも検討
最初は Veeam Agent Free を試してみました。
Veeamは企業でも広く利用されている優秀なバックアップソフトですが、
- 独自形式(.vbk/.vib)
- 復元時にVeeamが必要
という点が少し気になりました。
OneDriveのファイルロスト対策が目的なので、
「バックアップ先をエクスプローラーで普通に参照できる方が安心」
ということで今回は見送りました。
採用した構成
USB HDD上に以下のフォルダを作成。
W:\
├─ OneDriveBackup
└─ OneDriveArchive
用途は以下の通りです。
OneDriveBackup ・・・ 現在のバックアップ
OneDriveArchive ・・・ 削除・上書きされたファイルの保管先
FreeFileSyncの設定
左側(バックアップ元) : D:\Users\xxxxx\OneDrive
右側(バックアップ先) : W:\OneDriveBackup
を選択。
同期方式はミラーを採用(バックアップ用途なので両方向は不採用)
削除と上書きは、「バージョン管理」を選択。
アーカイブ先は、「W:\OneDriveArchive」を指定。
命名規則は、「タイムスタンプ【ファイル】」を選択。
(見積書.xlsx 2026-08-01 203015.xlsxのような感じで保存されます)
動作イメージ
バックアップ元
OneDrive
├─ A.xlsx
├─ B.docx
└─ C.pdf
初回バックアップ後
OneDriveBackup
├─ A.xlsx
├─ B.docx
└─ C.pdf
その後、B.docxを誤って削除した場合、次回バックアップ実行時に
OneDriveBackup
├─ A.xlsx
└─ C.pdf
OneDriveArchive
└─ B.docx 2026-08-01 213000.docx
となります。
つまり削除されずに退避されます。
実行時に発生したエラー
初回バックアップ時に以下のメッセージが表示。
Microsoft OneDrive が使用中のファイルを読み込めません
OneDriveの同期管理用ファイルがロックされていたようです。
今回は「すべて無視」を選択。
業務データのバックアップに影響はないはずです。
運用方針
今後は、
OneDrive → FreeFileSync → USB HDD
の構成で定期バックアップを実施予定です。
この方法のメリットは、
- 普通のファイルとして保存される
- ExcelやPDFをそのまま開ける
- 特定ソフトに依存しない
- 削除ファイルも保管できる
という点。
OneDriveの「同期」はバックアップではないので、誤削除や同期事故に備えてローカルへ世代管理付きバックアップを取得しておくと安心だと思います。
まとめ
今回の構成は、
OneDrive→ FreeFileSync(ミラー+バージョン管理)→USB HDD
です。
無料で構築でき、
- 初回フルコピー
- 以後差分コピー
- 削除ファイル保護
- 特定ソフト依存なし
を実現できました。
個人的には、OneDriveのファイルロスト対策としてかなり満足度の高い構成でした。😊