先日、Google Drive と OneDrive の整理を行う機会があり、クラウドストレージ運用においていくつか興味深い点を確認できた。
Google Driveで発生した長いパス問題
Google Drive のフォルダを Web 画面からダウンロードしたところ、ZIP 展開時に Windows のパス長制限に抵触し、正常に展開できない事象が発生した。
対策として Google Drive for desktop を利用し、ドライブレターとしてマウントされた Google Drive を robocopy でローカルへ退避した。
robocopy H:\ C:\Backup /E /COPY:DAT /DCOPY:DAT
結果として、
- 約700ファイル
- 約1.9GB
- エラーなし
で退避できた。
GUIコピーと比較して処理速度も良好だった。
Google Driveの容量反映にはタイムラグがある
データ削除後にゴミ箱を空にしても、使用容量は即時反映されなかった。
一定時間経過後に正常な空き容量へ更新されたため、大量削除直後はストレージ利用状況の反映待ち時間を考慮する必要がある。
OneDrive調査で判明したこと
続いて OneDrive の容量確認を行ったところ、
- OneDrive使用量:約215GB
- ローカル保存データ:約22GB
となり、当初は同期異常を疑った。
調査の結果、
- 個人用 OneDrive
- 組織用 OneDrive
を同一PCで混在して利用していたこと
(同じフォルダが存在するので非常にまずい)
および
- OneDrive 仮想名前空間
- 実際の同期フォルダ
を混同して確認していたことが分かった。
さらに調査を進めると、数年前に同期先をCドライブからDドライブへ移行していたことを失念しており、
実際には使用されていない旧同期フォルダを参照していたことが判明した。
同期とバックアップは異なる
今回改めて認識したのは、
同期はバックアップではない
という点である。
同期サービスは、
- 誤削除
- 上書き
- ランサムウェア被害
などの影響をクラウドとローカル双方へ反映する可能性がある。
そのため、
クラウド → ローカル → 別媒体
という複数世代の保管が望ましい。
今回の教訓
今回の調査で得られた教訓は以下の通り。
- Google Drive の大量退避には robocopy が有効
- Webダウンロードではパス長問題に注意
- クラウド容量反映にはタイムラグがある
- OneDrive の仮想表示と実体フォルダを混同しない
- 同期先変更後の旧フォルダが残存している場合がある
- 同期をバックアップ代わりにしてはいけない
クラウドストレージは非常に便利だが、重要データについてはバックアップを別管理する重要性を改めて認識した。